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夏のマリーネ [マリー語録]



日曜日の夜

10時ごろ


テスト勉強を

しようとしたら


勉強道具がないことに

気づいたマリーちゃん


金曜日の

学校帰り


どこで置き忘れたのか


思い出せないのですが


流れ

流れ


とおーくの警察署に

行き着いていました。


一夜漬けも

叶わなかった

マリーちゃんです。


のんきなマリーちゃんも

さすがに

高校3年生。


この夏は

英語漬けになる

予定です。


ベビーキャロットや

ベビーコーンみたいに


瓶詰めになった

たくさんの

小さなマリーちゃんを

想像したら


かわいい!

食べたい!


思わず

瓶ごと

抱きしめたくなりますが


心を鬼に

しなくてはなりません。


昨日

マリーちゃんと私は

偶然


マリーちゃんが

目指している会社で

お仕事をされていて


マリーちゃんの

憧れそのもの

のような方に

お会いして

お話を

伺うことができました。


すてき!

かっこいい!


二人で

思わず

目を見合わせました。


今朝の

マリーちゃんは


やる気出た!


うん、私も!


二人で

うなずき合いました。


今年は

マリーちゃんの学校で

役員に

当たっています。


午後1時から5時までの

総会や役員会に

もう

うんざり、

ため息しか

出なかったのですが


それでも


こんなふうに


私も

がんばろう




思わせてくれる


もう一回


私を

17歳の夏に

戻しても

くれる


マリーちゃんがいてくれて

よかった。

やっぱり。





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その涙は [ポエジー]



なみだ

こぼれてゐる


なんの

なみだぞ


(山頭火)



ファンでもない

思い入れもない者にまで

涙をこぼさせる

力。


テレビで

西城秀樹の歌う姿を

見ているうちに

涙が出てきた。


奥さんや子どもたちが

今どんなに

悲しいだろう



思ったら

泣けてきた。


私の涙は

何の涙かと

言えば


それは

自分や

自分の子どもたちと

重ねて


自分のために

泣いている

涙。


だけど



「なんのなみだぞ」



山頭火の

心の声の

問いかけに

答えるとすれば


「あみださま」


なのだろう




素直に思う。


私たちの

流す涙は


誰一人

とりこぼさずに


その大きな手で

掬い上げては

泣いている


私たちの

悲しみを思って

泣いている


阿弥陀様の




だのだろう



思う。





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守衛室26 [博多なほ子 小説]



白いワゴンの

運転席と助手席に

大学生二人が座り


後部座席に

塾長さんと

久里浜さんが


真ん中に

私と

二人の女の子が

座っていた


しばらく進むと

確かに

金網のフェンスが

延々と続く向こうに

基地が見えるし


道路沿いには

英字の看板が目立って

異国の感じもした


ただ

私以外はもう

見慣れた風景なのか


この車の中は

楽しい遠足

といった感じの

雰囲気だ


久里浜さんが

後ろの席から

小学生二人に

なぞなぞを出した


「酔っぱらいが店にきました。

その時、店の人が

魚四つの名前で

断りました。

さて

なんと言ったのでしょう」


目をくりくりさせながら

二人、なにやら

話し合いを始めたけれど


なかなか

答えが

みつからない様子だ


私も

コバルトブルーの海が

間近に

見え始めた

まぶしい程

明るい風景に

目をやりながら


答えを

探すつもりもないのに


頭のなかで

魚の名前を並べてみている


多分

大学生の頭の中も

そうかもしれない


琉球大学か

いいなあ



もう一度

勉強を始めたい

気持ちにさせられ


そう言えば

大学に入った頃は


できたら

大学院まで行きたい



思っていたことを


ずっと

昔のことのように


なんとなく

思い出していた


「二人とも

答えがでないみたいね。

答えは

サケ、サメ、タラ、コイ

でした」




久里浜さんは

笑いながら言った


私は

どこから

こんなネタを

仕入れてきたのか



不思議に思い


そう言えば

教職課程で

実習に行ったはずだから

そのあたりかなあ



いらないところへ

頭を巡らせていた



指先のような

カーブを描いて


海に

突き出している

最北端に着いた





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未知の時間割 [ウロヴォロスな日々]



人が

ひと仕事

終える頃


その人が

一生を終える頃

出逢う


出会いが多い。


何故といっても


年をとれば


出会うのは

大人が多くなる

だけ


薔薇ノ木二

薔薇ノ花サク。


ナニゴトノ不思議ナケレド。


なのだけれど。


私は

メメント・モリ。


そんなに

時間があるわけでは

無い



心している。


良い時も悪い時も

富める時も貧しき時も

病める時も健やかなる時も

死が二人を分かつまで

がんばって


結婚

という科目は

修了したけど


落第だった?

としても


今は

次の課題に

取り組む

時間。


わけもわからず。


今日は

イタリアの詩人さんの

勉強会に

行ってきます。


言葉はわからないけど

まあなんとかなる。


人生もそう。


ちゃお!



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ミラクルスープ [ウロヴォロスな日々]



すごく小さいこと。

でもなんかうれしい。


金曜日の

仕事中

おなかがすいて


仕事場のキッチンの

冷蔵庫を開けて


新玉ねぎとレモンの

和え物を

こっそり

つまみぐいしていたら


そばを通りかかった

私の雇い主が


今夜の

ロゼのおつまみに

って


さささ

っと


ネギと

生クリームと

スパイスで

一品

作ってくれました。


昨日は

とても忙しい一日で


私が

文句を言いたげな

顔をしていた

のだと思います。


スマイル!

って

私に声をかけながら


外に出たついでに

甘いおやつや

一口かつサンドを

買ってきてくれました。


夜は

仕事の合間に


ミルクたっぷりの

スープも

作ってくれました。


ミルクは

人を

やさしい気持ちに

させるの


って言いながら。


心が

ヒュン



一瞬で


こどもにかえって

甘えさせてもらえる


こんな母の日もいい。




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愛の爪跡3 [ポエジー]



別れた

若い恋人が


よく


「せつない」


と言っていたのを

思い出した。


私はそれを

彼の口癖

のようなものだと

聞き流していた。


私自身は

せつない、

という言葉を


それに

代わる言葉が

思いつかない時に使う


便利な言葉

でしかないと

思っていたので


彼も

そうなのだろう



思っていた。


けれど




の文字の意味を

知った時

ふいに


彼の

「せつない」

声が蘇った。


もしかしたら


「せつない」




サディストだった

彼の



だったのかもしれない。


せつなさは


彼の抱える

坩堝のふかさ


私は


また

焼け死ぬのが

こわかった。





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愛の爪跡2 [ポエジー]



赤くて

甘すぎる




思っていた




という

文字。


爪(爫)の部分は


胸が

いっぱいになって

頭を

のけぞらせ


心は

せつなく


足(夂)が

思うように

動かない


そんな

人間の様子を

表した

文字

だったのだ。


うれしくても

かなしくても


満たされても

欠けても

胸が震える。

動けなくなる。


立ち止まってしまう。


そうだったのだ。


心から溢れ出る

よろこびも


心を塞ぐ

かなしみも


どちらも



だったのだ。


そして


愛は

せつないのだ。


身をきられるような

思いと


甘酸っぱい

思い。


愛は果実だ。


赤くても

甘くてもいいのだ。




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愛の爪跡1 [ポエジー]



電車で

溜池山王を通る時


駅の表示が


ためいけさんのう




ひらがなで

書かれているのを

見るたびに


ためいきさんのう




読んでしまう。


この間


池袋の古本市で

見つけた本に


面白い

漢字の話が

載っていた。


愛という

漢字の発音は

アイ




と同音で


アイ

という発音は


ため息の

音なのだそう。


「人 痛むところあれば

声は自然に出て

また思慮するなきは

これ天性なり」(加藤常賢)


愛とは


胸がいっぱいになって

足をひきずり


あーあ




ため息をつく

状態なのだそう。


そして

柳田国男によれば


かなし


とは


本来

幸不幸に

関係のない言葉で


ただ

心に


切実な衝撃




受けた状態

なのだという。


いとしいのも

つらいのも


かなし


なのだ

そうだ。




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タイム [ウロヴォロスな日々]



殺すに時があり

癒すに時があり





神のなさることは

すべて時に適って

美しい





コヘレトの言葉。

またしても。


またしても

ここへ

帰ってしまった。





一番好きな季節。

五月。


大好きな人の季節。

再び。


またしても

シェイクスピア。

十八番。


君を夏の美しさに喩えようか

君は更に美しくて、更に優しい

心ない風は五月の蕾を散らし

又、夏の期限があまりにも短いのを何とすればよいのか

太陽の熱気は時には堪え難くて

その黄金の面を遮る雲もある

そしてどんなに美しいものもいつも美しくはなくて

偶然の出来事や変化に傷つけられる

併し君の夏が過ぎることはなくて

君の美しさが褪せることもない

この数行によって君は永遠に生きて

死はその暗い世界を君がさ迷ってゐると得意げに言うことは出来ない

人間が地上にあって盲にならない間

この数行は読まれて、君に生命を与える




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永遠の恋人 [ウロヴォロスな日々]



昨日

仕事中


今日か明日かえる~


息子からのメールが

うれしい反面


帰ったら

急いで

ふとん乾燥機かけなくちゃ...


なんか

へんなもの

置いてなかったっけ...


なんて

気になってしまう


息子は

永遠に

プラトニックな

恋人。


マリーちゃんが

いつも

やきもちを焼きますが


しかたないのです。


母と息子は

多かれ少なかれ


そういうものです。


息子も

休日出勤だったようで


仕事の余韻を

残したまま

夜中

帰ってきて


なんだか

大人っぽい感じです。


全然連絡ないから

死んでるかと思ったー


息子が言います。


別に

話すこともないし...


というか


メールしても

ちゃんと

読んでないんじゃない??


というのは

私の心のつぶやき。


いや

ほんと、死んでた。


説明するのが

面倒なので

省きましたが


夢なら覚めて!


これが夢なら...


絶体絶命みたいな

時間を乗り切り

飛び越え


ようやく



こうして


とろとろな

まぶたで

息子を

見上げていられます。


ふとんから

手を伸ばして


握って

もらおうとしたら


靴下を

のせられました。


ああ

そう


もう

手にも

触れてくれないのね




思ったものの


諦めの早い

私は


気がついたら

朝でした。


仕事に出かける時に


息子の部屋のドアを

開けたら

すぐに

目を覚まして


いってらっしゃーい


前と同じ


甘い声で


がんばってねー




私を見つめながら

手を振ります。


なんだ。


まだ

終わってなかった。


よかった。




https://youtu.be/_amV9wdjiCo




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